第11回目の報告です。
今回は1月にも参加した東芝主催の心臓エコー実習のアドバンス編でした。
テーマは「心エコーをマスターしよう~心機能評価のポイント」
講師は前回同様宮崎大学の萩尾光美先生でした。
前回は基本的な検査断面の描出法について学びました。
アドバンス編の今回は、前回の断面を用いてさらに心臓の筋肉の厚さや血液の流速を測るというセミナーでした。
検査で出た値は数字として出てくるので、絶対的なものとしてとらえがちです。
しかし心臓のエコー検査における計測値は、わずかな変化でも大きな値のずれを生じることになります。
そこで大切になってくる、検査の再現性を高めるという点について、とても勉強させていただきました。
心臓病になると疲れやすい・咳・呼吸が苦しそう・失神など様々な症状が認められます。
散歩で歩きたがる距離が減ったなども心臓病のサインかもしれませんので、そういった場合は是非動物病院にご相談下さい。
今回の模式図も、第8回の報告で紹介した図と同じ方が書いた心臓エコー検査の模式図です。
動物の心臓エコー検査の際はこの図のように、台の上に横に寝てもらって検査する痛みのない検査です。
徳永