みなさんこんにちは。
今回は10月初めに開催された皮膚科と歯科のセミナーに参加してきましたので、報告させていただきます。
主催者は異なるのですが、同じ日に同じ会場で、続いた時間帯で開催されていたのでどちらも参加してきました。
まず皮膚科ですが、アジア獣医皮膚科専門医協会の西藤公司先生が
「臨床家が必ず知っていなければならない皮膚疾患」というテーマで講演をされました。
西藤先生は私が学生時代に所属した研究室の恩師の一人であり、学生時代から皮膚科について様々な指導をしていただいたのですが、今回の講演では最新の知見を交えたお話でとても勉強になりました。
そして歯科では、とだ動物病院の戸田功先生が
「放っておけない犬の歯周病」というテーマの講演をしてくださいました。
戸田先生が強く言っておられたのは、
「ガーゼの歯磨きでは歯周病を防ぐには不十分!歯ブラシで歯周ポケットを意識した歯磨きを家で出来るように指導してください!」というものでした。
たしかにガーゼやフード、ガムなどでも歯の見えている部分をきれいにすることは出来ます。
しかし、歯ブラシで歯磨きをしないと歯周病にかかってしまい、顎の骨が溶けてしまう可能性があるのです。
皆さんに歯ブラシを勧めるには、まず自分たちが歯磨きの大切さや難しさを実感しなければと思い、現在病院犬のマハロとカイの歯磨きをタッチ→ガーゼ→歯ブラシのステップで看護師さんにやってもらっています。
ということで写真はガーゼ歯磨きをうけるカイちゃんでした。