おはようございます。院長の平田です。
1月も最終日になりました。
月末は何かと忙しいですね。
給与計算をしたり、勤務ローテーションを作ったり、月締めの書類を作ったり、デスクワークが結構あります。
とは言っても、お勤めをしていた時に比べれば大したことはないけどね。
お勤め時代は報告書の山だったなあ。
日報に、月ごとの報告書、四半期ごとの報告書、出張に行けば出張復命書、なぜか毎年増えていっていた気がする。それだけ仕事が増えていたのかな?
まあ、大きな組織だからしょうがないよね。
こんな小さな病院でもすることはたくさんあるんだから。
先日こんな写真集を買いました。
海底美術館(ジェイソン・デカイレス・テイラー)
この写真集に登場する彫刻たちは、英国出身のテイラーが2006年から、に西インド諸島周辺の海底に自作の人物彫刻の群れを配置したもの。
美術館と言っても建物の中ではなく広大な海の中、そう海底なのです。
直接この彫刻たちを見ることができるのは、その海を潜ることができるダイバーだけ。
なんとも贅沢な美術館です。
自然豊かな海の中に人工物を沈めるなんてけしからん という人々もたくさんいたそうです。
しかし、実際にはテイラーの作った彫刻達は人工の礁(しょう)となり珊瑚の成長を促し海洋に生育する生物を増加させ、魚の種類を飛躍的に増やしたそうです。
そして、新たに作った人工の珊瑚礁に観光客を呼び込むことで、繊細でもろい天然の珊瑚礁の方には人が殺到しないようにしたそうです。
沈められた彫刻には月日の経過とともに海藻が付着し、また、珊瑚を移植することによって彫刻に珊瑚が定着・成育し魚たちの安全な住処となって行ったのでしょう。
そして、彫刻たちは月日を経るごとに、その姿を変えていくのでしょう。
しかし、この人工の彫刻たちは海の中という自然の中では永遠の命は保証されずに、自然の力に侵食され海の藻屑となっていくのでしょう。
テイラーが何を発信したかったのか、この彫刻たちが何を語っているのか、実際にこの目で見たくなりました。
余談ですが、この写真集 オールカラーで2、400円。
獣医学の本だったら軽く20,000円を超えてますね。
値段といい、中身といい 素晴らしい!!!!