おはようございます。院長の平田です。
今朝も雲一つ無い晴天秋晴れの山口市です。
一昨日は十五夜できれいなお月様を見ることができました。
秋の虫の音を聞きながらお月見をされた方もいらっしゃるでしょうね。
さて、台湾で犬の狂犬病が確認されました。9月6日に犬での発生が確認されました。
台湾では7月に野生のイタチアナグマに狂犬病の感染が確認されていたところですが、とうとう犬での発生です。
発症した犬は生後45日齢で狂犬病ワクチン未接種とのことです。
野生のイタチアナグマに襲われ咬傷を負い、その後感染が確認され安楽死処分されたそうです。
台湾では各地のイタチアナグマから狂犬病ウイルスが確認されており、今後の感染の拡大が心配です。
詳しくは下記のサイトをご覧ください。
我が国では 狂犬病予防法により犬の狂犬病予防接種が義務付けされています。
また、皆様のご協力により予防接種を受けている犬の割合も高く、また、犬の放し飼いも少なく、野犬(野良犬)の姿もほとんど見ません。狂犬病対策がうまくいっている数少ない国と言えます。
しかし、世界に目を向けると 狂犬病の正常国は数えるほどしか無いのが現状です。
幸いに我が国では昭和32年の猫での発症を最後に狂犬病は発生していません。
下の世界地図をご覧ください。
いつ、我が国に狂犬病が新入してきてもおかしく無い状況です。
また、世界各国へ旅行でビジネスで行かれる方も多いですよね。
町で見かけた動物に不用意に近づかないでくださいね。
そして、万が一 咬まれてしまったら 直ちに病院に行かれることが大切ですね。
1970年にネパールの旅行中に、また2006年にフィリピン滞在中に犬に噛まれたことが原因で帰国後に狂犬病を発症され、死亡された事例があります。