こんにちは、院長の平田です。

早くも6月に入りましたね。1年の折り返し地点。

梅雨入りも、もうそこまで来ていますって感じでしょうか?(お昼過ぎのニュースで中国地方も梅雨入り宣言出ました!!)

動物病院の方は、狂犬病の予防接種がひと段落して、フィラリア症の検査や投薬でのご来院もほぼ終了して、怒涛の2か月が終了しました。通常の忙しさに戻ります。

ゴールデンウイークもペットホテルは超満員を頂き、せっかくご予約を頂いたのにお役に立てなかった方には申し訳ありませんでした。

次回は、もう少し早めにご予約をお願いいたします。

夏休みやお盆のお休みのペットホテルのご予約もぼちぼち入り始めましたよ。ご予約よろしく「お願いいたします。

 

5月の半ばごろから保護した子猫の来院が続きました。春になって日照時間が長くなり、猫たちの発情が誘発され妊娠したんだと思われます。

猫の妊娠期間は60日くらいだから5月頃から生まれだすということですね。

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先日の朝日新聞の朝刊にこんな記事が掲載されていました。

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自治体に引き取られた子猫の7割近くは殺処分という運命が待っています。

道端や庭先で「みゃーみゃー」鳴いている子猫を見つけても、保護するのは大きな勇気がいりますよね。

でも、ちょっと勇気を出して一歩踏み出すことで、救われる命もたくさんあります。

 

もしも、手のひらに乗るような子猫を見つけた時は取りあえずは半日から1日様子を見守ってください。

母猫が寝床を引っ越すために一時的に子猫を置いているだけかもしれません。安全な寝床を確保したら子猫を探して戻ってくるかもしれません。

人間の匂いが子猫に着くと母猫は育児放棄をするかもしれません。

やっぱり、子猫は母猫の母乳で育てるのが一番です。

母猫が現れなかった場合は保護しましょう。そして、保温に努めてください。

ペットボトルに50度くらいのお湯を入れてタオルで包んで湯たんぽにしましょう。

そして、動物病院に連れて行くか、子猫専用の粉ミルクを哺乳瓶で与えてください。

哺乳瓶で飲めない子は注射器で飲ますこともできます。

ご飯の前と後には陰部と肛門をティッシュなどで「ちょんちょんちょん」って刺激して排尿・排便をさせてください。生まれて2~3週間は自分では排泄できません。

あと、毎日決まった時間に体重を量ってくださいね。少しずつ体重が増えて入れば大丈夫です。

そろそろ、里親さんも探さないといけませんね。フェイスブックや地域情報誌などを活用することもいいですし、動物愛護のボランティアさんや動物病院などにもご相談ください。

 

このような子猫たちが出てくる原因は、我々人間が猫を捨てたり野放しにして「野良ネコ」となってしまったことが原因です。また、避妊対策をしないで無責任に野良猫たちに餌を与えることもこうした子猫たちが増える原因です。

山口市では、人と猫とが快適に共生できるまちを目指して、猫による環境被害の軽減と、飼い主のいない猫の増加の抑制を図るため、平成28年度から「飼い主のいない猫の不妊・去勢手術費助成制度」を開始します。(原文のまま引用)

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詳しくは山口市役所へお問い合わせください。

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