院長日記
1泊2日の小旅行 その5
2013/10/03
こんにちは、院長の平田です。
10月に突入ですね。
1日の朝、カレンダーをめくり「うっしゃー!! 10月に突入!! 頑張るぞ!!」って気合いを入れてみたものの、きわめて普通に診療が始まり、きわめて普通に終了。
そして、既に3日になっています。
しかし、カレンダーは後3枚しかないし、一年の4分の1しか無いわけで、年末年始のスケジュールも考えんといけないし、一年の終盤であることは間違いない。
で、日記は 小旅行の最終回。
しっかり飲んで、しっかり食べて、ご機嫌さんで熟睡・快眠で、爽快に6時頃目が覚めた。
同行者はまだ熟睡のようだったので、一人静かに入浴。
♨ 朝ご飯 ♨ とゆっくりした朝を過ごし、定刻の11時 チェックアウト。
昨晩シトシトと降っていた雨も上がり、良いお天気になっていたのでちょっと足を伸ばして阿蘇に行くことに決定。やまなみハイウェイを阿蘇方面へ走ります。
広々とした草原に阿蘇の山々。 気持ち良いーーー
ゴロゴロと白い物は ロールベールサイレージ 牛のご飯だね。
そうです。このあたりは日本でも有数の酪農地帯。また、豊後牛 や 熊本のあか牛 で知られる畜産地帯です。
車は快調に走り 阿蘇に到着。
ちなみに「阿蘇山」という山は無くって、外輪山に囲まれたこの広大な地域を「阿蘇」と呼ぶらしい。で、ボクが勝手に「阿蘇山」って思ってた山は 「阿蘇5岳」と言ってそれぞれ名前があるそうです。
でも、道路標識の案内には 「阿蘇山頂 → 」 て出てるから何ともややこしい。
湯布院から約1時間30分 「阿蘇 草千里」に到着です。
でも、草千里 と言えばやっぱり観光乗馬
乗って無いけどね。写真だけ。
何回来てもココの光景はすばらしい。
気温は22度 さわやかな風って言うより 「寒い」
と言うことで、しばらく景色に見入った後は、熊本市内に向けて再び出発。
途中で 味千ラーメン などを食べ (ボク的には うーーん なラーメン。だって初めからぬるいんだモン・・・)
最終目的地に到着
どーーーんとお城 熊本城
城内に入って行くと 聞き慣れない言葉が飛び交っています。
どうやら 台湾の観光客の皆さんとご一緒になったみたいで、ココはどこ??? って感じ。
僕らでもたまにお城を見ると 「オーーーー!!」ってなるんだから、外国の方が見ると感激だろうね。
で、天守閣まで上り 再びみっけ!! くまモン こっちは控えめじゃ無い くまモン
そんなこんなで無事に1泊2日の小旅行終了。全走行距離700㎞。
たまにはこんな修学旅行みたいな旅行も良いね。
遅ればせながら フェイスブック を始めました。
一応、 個人名の 「平田浩一郎」 と 「シートン動物病院」のフェイスブックがあるんですが・・・・・使い方がよくわかりません。
失礼がありましたらお許しください。
1泊2日の小旅行 その4
2013/09/30
こんにちは、院長の平田です。
今日もシトシトと雨模様の山口市です。
今朝は数日前から食欲が無く元気が無くなり、時々嘔吐をする というワンちゃんが2頭続けて来院されました。
2頭とも避妊をしていない雌犬です。
ボク達は色々な病気のリストを頭の中に描きながら診察を進めて行くのですが、こういう症状の時、まず最初に除外したい病気が 「子宮蓄膿症」 です。
子宮は妊娠をすると胎児と羊水を蓄えるために風船のように膨らむのですが、生理が終わった後に子宮に膿がたまることがあります。これが 「子宮蓄膿症」 です。
治療をしないでおくと衰弱して死んでしまったり、子宮がお腹の中で破裂して死んでしまいます。
診断はエコー(超音波)検査により短時間で行うことができます。
血液検査で腎機能や肝機能に異常が無ければ早期に手術(子宮卵巣摘出手術)を行うことになります。
今朝の2頭はエコー検査により 子宮蓄膿症 と診断しました。
2頭とも腎機能・肝機能に異常は無かったので、今日手術をしました。
2頭とも2~3日の入院で退院できると思います。
それにしても 同じ日に2頭続けて 「子宮蓄膿症」 って珍しいことです。
さて、日記の続きです。
温泉にも入り、ビールもグビグビっと飲んでまったりしていると夕食の時間です。
いただきますっ!!!
和尚さんじゃないよ。
本日のメニューはこれ!!!
って言っても 達筆過ぎて読めないところが多い。
うらやましいなあ こんなに書ける人。
食事係のお姉さんの説明を受けながら食事開始。
で、関係無いけどこのお姉さん 湯布院っ子 かと思いきや、なんと北海道出身www
既にフライングビールを飲んでるんだけどやっぱりビールで乾杯。
ムール貝とインカの目覚め 万願寺のサラダ
鱧と木之子の土瓶蒸し
松茸が入って無いのが残念 でも、鱧の出汁で美味しかったよ。
八寸
色々、乗ってて楽しいね。
この辺で 持ち込んだ どぶろく を飲み始めたはずなんだけど既に酔っ払い。
どぶろくの証拠写真が無い。よくある失敗だけどね。
これだけでも延々飲めるんだけどね。
中でも、関アジのお造り やっぱり美味しい。
冠地鶏のお鍋 お揚げさんやらゴボウやらにんじんと地鶏がお鍋に
ほっこりして美味しい。
このお出しでおうどんでも入れて 〆 でも良いんだけど、まだまだ続きます。
蒸しアワビをカボチャでくるんで揚げたの(料理名と違うけど解りやすいでしょ)
ちょっとボリューミー
とどめの 黒毛和牛のステーキ
豊後牛では無かったけど美味しかったよ。
でも、もう腹一杯。
しかし、自家製のお漬け物で炊きたての土鍋ご飯まで食べちゃった。
で、ビール も どぶろく も完飲したんだけど、まだ寝るにはちょっと早いねってことで、ちょっと Bar にお邪魔。
宿泊者用にお安く提供されています。頂きましょう。
久しぶりに タンカレーのジンロックなんぞを飲んでご機嫌さん。
よく食べ、良く飲んだ一日でした。
明日は何処に行きましょうかね。
1泊2日の小旅行 その3
2013/09/29
9月も今日、明日で終わりです。
気がつけば1年の3/4が 終わる計算。残りは後3ヶ月。
今年は良い一年だったねえ って言えるといいね。
そんなことを思いながら、年末年始の勤務ローテーション(病院に出勤する当番のことね)の原案を作ってみました。ちょっと長いお休みを頂くことになりそうですがよろしくお願いします。
大吊橋 往復約700mを微妙に揺られながら無事に戻ってきてちょっと一息。
橋の上はけっこう風もあって寒いくらい。
車は「やまなみハイウエイ」に入り次の目的地、 今日のお宿に向けて走ります。
途中で 地酒 や酒屋さんの冷蔵庫にあった地元の どぶろく なんかを買い込みお宿に到着。
今回お世話になったのは 「 山荘 無量塔(MURATA)」 むらた って読めんよね。
湯布院の町からちょっと離れた山の中にある静かなお宿です。
お宿の入り口 古民家を移築されたようで田舎のおばあちゃんの家に入るような入り口。
客室にご案内して頂き 速攻 ビールですよね。
昼から我慢していたんだから超美味しい!!!
1本グビッと飲んで追加の1本を手に持って部屋付きの温泉にドボン。
しあわせ!!! お見苦しい写真だったので写真はカット(笑)
落ち着いた雰囲気の和室です。 家より広い!!!
夕食はココでいただけます。楽しみ。
さあ、温泉にもゆっくり浸かり、取りあえずのビールも飲んだところで お楽しみの夕食の始まり!!!
いただきますっ!! つづく
1泊2日の小旅行 その2
2013/09/28
こんにちは、院長の平田です。
今日は、お昼前からシトシトと雨模様の山口市です。
昨日来られた飼い主さんが「明日から稲刈りです。」って言われてましたがいかがでしょうか?
さて、鮎料理をたらふく食べて、次の目的地に移動です。
日田から車で走ること90分。
食後のドライブとしてはちょいと眠たいけど、天気は良いし窓を少し開けて見ると、さわやかな山風が入ってきて気分良く安全運転。
向かった先は ココ 「九重 ”夢” 大吊橋」
長さ390m、高さ173m、幅1.5mの日本一の人道大吊橋
橋の上からは、「日本の滝百選」に選ばれた 振動の滝 をはじめ、九酔渓、鳴子川渓谷の雄大な景色が満喫できます って ホームページ に解説有り。
10年近く前に たぶんオープンした時かな? に来たことがあるんだけど、その時は紅葉を見に来たんだけど、橋のを渡るにやたら寒かった思い出がある。
今日は外気温は22度くらい。さわやかって言うかちょっと寒いくらい。
で、この橋 微妙に揺れているんだよ。
近くにいた おじちゃんは、怖いからって10m位のところでUターン。なかなか勇気ある決断である。
平日でも結構な人出で、人がいない橋の写真撮影は不可能。
週末や祭日は橋の上で渋滞が発生するんじゃないかね。
たくさん人が乗ってもこれだけ太い柱で支えられているから大丈夫だよね(たぶん)。
ちなみに、風速65mくらいは耐えられるらしい。
しかし、ちょっと大きな台風の時はヤバイかも!!!
もちろん入場禁止だけどね。
マイナスイオンをしっかり吸って 次の目的地に移動します。
あーー寒かった。
1泊2日の小旅行 その1
2013/09/27
こんにちは、院長の平田です。
9月も終盤。朝晩めっきり涼しくなりました。
9月は2週連続で連休があり観光地は賑わったことと思います。
ボクも久しぶりに連休を頂き、1泊2日の小旅行に行ってきました。
最近の泊まりがけの旅行はダイビングの遠征が多いから久しぶりの観光旅行です。
朝、8時30分に出発!! 天気は快晴!! ドライブ日和!!
中国自動車道に乗り、一路 大分県日田市に向かいます。
順調に走っていたら、福岡インターを過ぎたあたりで まさかの事故渋滞。
10㎞の渋滞とのこと。 止まったり動いたりを繰り返しながらようやく大分道に入り、予定より30分遅れで最初の目的地に到着。
到着したところは、大分県日田市にある 「鮎やな場」
やな漁 と言う漁法で川を下る天然鮎が食べられます。
ココで昼食です。
河原に特設された 鮎小屋で 焼きたての 塩焼きの鮎 や 背ごし や 刺身などがいただけます。
水曜日 平日ですが次々とお客さんがいらっしゃいます。団体さんも数組おられ、ビール片手に上機嫌のお父さん達もちらほら。 いいなあ 俺車だし ↓
小さめの鮎が丸ごと唐揚げに。 ワタの苦みがたまらない。
背ごしの唐揚げは始めた食べたけど これも良いねえ。
背ごし こりこりとした骨の歯触りがたまりませんね。
この時期でも 背ごし 食べられるんですね。
さすがに大分県 ゆず胡椒 と ぽんず で食べます。
ゆず胡椒 合います!! やっぱり本物のビールのみてーー
そして 焼きたての 塩焼き
天然鮎の 「大」 熱々 ホクホク
ほどよい脂ののりでやっぱり最高!!!
雌は お腹の中に大きな卵を抱えていました。
雄も 白子が大きく育っていましたよ。 どっちも美味しい!!!
やな ってこんな仕掛け
この竹を編んである所に鮎が入ってきて捕まえられちゃうて訳だね。
さあ、お昼ご飯も無事に済ませて次の目的地に向かいます。
彼岸花
2013/09/24
こんにちは、院長の平田です。
9月も終盤戦に突入です。
今週はなぜか 犬の乳腺腫瘍の手術が 数件続けて入っています。
犬の乳腺腫瘍の場合、5割が悪性、残りの5割が良性腫瘍とされています。
通常、ワンちゃんの場合は左右に5対の乳頭があります。
片側の乳腺組織は、脇の下から陰部近くまでつながっています。
乳頭に沿ってお腹の皮膚を優しく触っていくと、コリコリッとしたシコリが手に触ることがあります。これが乳腺腫瘍です。
小さい物は米粒ほどから大きな物は握り拳ほどあることもあります。
時々全身のマッサージをしながら、変な物が手にあたらないか調べてあげてください。
人間の癌と一緒で「早期発見、早期治療」が大切です。
また、なるべく若いうちに(生後6ヶ月から10ヶ月齢)に避妊手術をすると乳腺腫瘍の発生率が低くなるとの報告もあります。
さて、先日 自宅近所で「白い彼岸花」が満開になっていましたので行って見ました。
ついでに近所の田んぼにも行って見ました。
既に稲刈りは終わった後でした。
秋を感じる今日この頃です。
ホルスタイン じゃ ないよ!!
2013/09/23
おはようございます。院長の平田です。
連休の最終日、良いお天気です。
ペットホテルにもたくさんのワンちゃん、ネコちゃんがお泊まりしています。
連休を利用して旅行に行かれている方も多いんでしょうね。
当院は湯田温泉にあるので、湯田温泉のホテルや旅館をご利用される県外からのお客様のご利用もあります。
また、山口大学にも近いので、山口大学の動物医療センターを受診される患者さんのご利用もあります。県外の方々が湯田温泉に前泊して動物医療センターに連れていかれます。
このようなご利用も対応いたしますので、遠慮無くご相談ください。
じゃーん!!!! 誰ですか???? ホルスタインって!!!!
帝王切開で取り出して30分の パピヨン の赤ちゃんです。
ホント 可愛いです。
お母さんの麻酔が覚めるまで保育器で待機中。
お母さんのおっぱいを探しているんでしょう。しきりに動き回っています。
お母さんの所に連れていき乳首に口をつけてあげると 勢いよくおっぱいを吸い出しました。
分娩してすぐのミルクを 「初乳」 と言いますが、お母さんからの免疫を赤ちゃんに移行するために重要な役割を果たしています。なるべく早く飲ませてあげることが大切です。また、最近では正常な腸内細菌を発育させる働きもあると言われています。
この子は一人っ子なので、たくさんおっぱいを飲んで元気に育ってくれることでしょう。
男前 でしょ!!! だれ!!! ホルスタインって!!!
マダニウイルス 飼い犬もご用心
2013/09/22
おはようございます。院長の平田です。
今朝もさわやかで気持ちの良い山口市です。
暑さ寒さも彼岸までって言われますが、ホントに涼しくなってきました。
あの、夏の暑さを忘れそうです。
さて、以前もご紹介した 「重症熱生血小板減少症候群(SFTS)」について 9月21日の朝日新聞に気になる情報が載ってました。
山口大学の前田健教授(獣医微生物学)の調査です。
以下は新聞記事です。
人間の患者さんの発生と今回の調査結果が関係があるかは解りませんが、我々の身近な所にもSFTSウイルスがいるってことですね。
犬には発病した報告は無く、犬から直接、人間に感染した例も無いとのことですが、犬は草むらが大好きですよね。
感染の原因となるマダニは草むらに生息するダニです。
草むらに入る時は長靴を履くなどダニに咬まれないようにするとともに、ワンちゃんが持ち帰らないようご注意ください。
月に1回のノミダニ予防薬を忘れずにつけてあげましょう。
皮膚や毛の間を動いているダニは櫛などでとってあげてください。お散歩の後に目の細かい櫛をかけることも効果的です。
マダニが吸着している(しっかり食い込んでいる)場合は、無理にとらずに、獣医師に除去してもらってくださいね。
厚生労働省からも情報が出ています。
台湾で犬の狂犬病が発生
2013/09/21
おはようございます。院長の平田です。
今朝も雲一つ無い晴天秋晴れの山口市です。
一昨日は十五夜できれいなお月様を見ることができました。
秋の虫の音を聞きながらお月見をされた方もいらっしゃるでしょうね。
さて、台湾で犬の狂犬病が確認されました。9月6日に犬での発生が確認されました。
台湾では7月に野生のイタチアナグマに狂犬病の感染が確認されていたところですが、とうとう犬での発生です。
発症した犬は生後45日齢で狂犬病ワクチン未接種とのことです。
野生のイタチアナグマに襲われ咬傷を負い、その後感染が確認され安楽死処分されたそうです。
台湾では各地のイタチアナグマから狂犬病ウイルスが確認されており、今後の感染の拡大が心配です。
詳しくは下記のサイトをご覧ください。
我が国では 狂犬病予防法により犬の狂犬病予防接種が義務付けされています。
また、皆様のご協力により予防接種を受けている犬の割合も高く、また、犬の放し飼いも少なく、野犬(野良犬)の姿もほとんど見ません。狂犬病対策がうまくいっている数少ない国と言えます。
しかし、世界に目を向けると 狂犬病の正常国は数えるほどしか無いのが現状です。
幸いに我が国では昭和32年の猫での発症を最後に狂犬病は発生していません。
下の世界地図をご覧ください。
いつ、我が国に狂犬病が新入してきてもおかしく無い状況です。
また、世界各国へ旅行でビジネスで行かれる方も多いですよね。
町で見かけた動物に不用意に近づかないでくださいね。
そして、万が一 咬まれてしまったら 直ちに病院に行かれることが大切ですね。
1970年にネパールの旅行中に、また2006年にフィリピン滞在中に犬に噛まれたことが原因で帰国後に狂犬病を発症され、死亡された事例があります。