年別アーカイブ: 2015年
2015-01 東芝心エコー実習 in福岡
2015/03/16
第8回目の報告です。
今回は福岡で開催された東芝主催の心臓エコー実習に参加してきました。
東芝さんというと、みなさんには家電製品での馴染みが深いかもしれません。
けれど実は超音波装置やレントゲン装置、CT、MRIも作っているので、今回のようなセミナーを主催することもあります。
今回のテーマは「心エコーをマスターしよう~基本断面の描出とその評価」
講師は宮崎大学獣医外科学教室教授の萩尾光美先生でした。
心臓エコー実習への参加は初めてだったのですが、午前は講義、午後は実際にわんちゃんにエコーを当てながらの実習ということで、中身のとても濃い実習でした。
心臓は立体的な臓器ですが、エコーの画面では平面でしか描出することが出来ません(最新機器では3Dエコーというのもありますが)。
ですので同じ断面を切っているつもりでも、微妙なずれを生じることが多々あります。
そこで講師の萩尾先生が力説していたのは、たくさんのチェックポイントを設けることでした。そうすることで再現性の高い画像をえることが出来、エコー検査の質がぐっと高くなります。
循環器はとても重要な分野で、今後も継続的に力を入れて勉強していかなければと思いました。
上の画像は、最近発売された「犬と猫の画像診断ブック」という本に使われているエコー検査の模式図です。
この図はプロのイラストレーターさんではなく、僕もよく知っている獣医さんが書いたものなのですが、とてもきれいな図です。
絵心のある人がうらやましいと思う今日このごろでした。
徳永
2015-01 JBVPレクチャーシリーズ in福岡
2015/03/15
第7回目の報告です。
福岡のレクチャーシリーズは、今回から計5回にわたって皮膚科学のセミナーです。
講師は帝京科学大学・IDEXXラボラトリーズの関口麻衣子先生です。
関口先生はとても気さくで楽しい先生で、僕は学生時代から時々お世話になっていました。
今回の内容は
1、正常な皮膚の構造と機能
2、基本的な皮膚科検査(病原体を探す検査)
でした。
脱毛や痒みは見て分かりやすいので、飼い主さんがすぐ気づくことが出来ます。
そのため、動物病院で診る病気の中で上位を占めるのが皮膚病です。
学生時代の指導教官が皮膚病の大家であったこともあり、皮膚科は僕の得意分野の一つです。
今回のセミナーは初回ということもあり、基本的な内容であり、確認というところが多かったのですが、ヒトとの比較など新しい情報を得ることもできました。
痒みや脱毛、フケは皮膚病のサインです。
薬だけでなく、シャンプー療法や食事療法が有効なこともありますので、皮膚病のサインを見つけた時はお早めにご相談ください。
徳永
2014 -8~2014-12 セミナー報告
2015/03/15
第6回目の報告です。
HP会社変更に伴い、更新が滞っておりましたので、今回は2014年8月から12月に参加したセミナーの報告をまとめてさせて頂きます。
JBVPレクチャーシリーズ in福岡 月一回 講師:スカイベッツ 小野晋
呼吸器の画像診断part2 縦隔・横隔膜・心血管
消化器の画像診断part1 肝臓・胆道系
消化器の画像診断part2 消化管・膵外分泌
生殖器の画像診断 前立腺・精巣・子宮・卵巣
泌尿器の画像診断 腎臓・尿管・膀胱・尿道
東芝超音波実習セミナー in広島 計3回 講師:スカイベッツ 小野晋
肝胆道系、消化管、膵臓
山口県獣医師会 小動物講習会(中国地方) in小郡 講師:日本小動物がんセンター 小林哲也
獣医臨床腫瘍学に関して今まで曖昧に覚えていた知識をクリアにする講義
第4回 山口大学共同獣医学部付属動物医療センター 総合臨床セミナー in山口大学
眼科疾患に対する治療薬の選択 講師:山口大学 伊藤良樹
基本的な皮膚科検査および診断アプローチ~皮膚感染症を中心に~ 講師:IDEXX 関口麻衣子
腸重積を繰り返した犬の1例 講師:山口大学 馬場健司 IDEXX 下ノ原望
クリッカー企画
以上8月から12月に参加したセミナーの簡単なご報告でした。
上の画像は、ウィキペディアから拾ったいきなり団子の画像です。
いきなり団子は熊本の郷土料理で、名前の由来には諸説あるそうですが、
短時間で「いきなり」作れるからという説や、「いきなり」は地方の古い方言で「簡単」という意味があり「簡単に作れる団子」という説があるそうです。
今回の報告は短時間・簡単な報告になってしまいましたので、いきなり団子の写真を載せてみました
次からは以前と同様、1つ1つ報告していきます。 徳永