第9回目の報告です。

 

今回は福岡で開催されている皮膚科シリーズ5回中の第2回目でした。

テーマは「皮膚科の検査と診断アプローチ~基本的な皮膚科検査2~」

講師は前回に引き続き関口麻衣子先生です。

 

アトピー性皮膚炎や食物アレルギーなどのアレルギー性皮膚疾患の原因アレルゲンを探す検査や、皮膚病理検査の方法、毛検査の方法などについてレクチャーしてくださいました。

皮膚病の中でも診療機会が多いのは、病原体(細菌や真菌)が原因の皮膚病と、アレルギーが関与する皮膚病です。

皮膚病の原因が細菌や真菌であれば、薬などで完治が見込めます。

一方アレルギーが原因の場合、アレルギーという体質を治すことは人でも困難なので、うまく症状をコントロールして付き合っていくことが大切になります。

そのため、適切な診断がとても大切になります。

 

若いときから顔をかいたり、足を舐める動作があって、アトピーと言われていても、それだけではないことも多々あります。

痒みが気になるときや、症状が悪化した時は、ぜひ動物病院を受診してください。

徳永