福岡で月1回開催されているセミナーの消化器シリーズに行ってきました。

今回は「消化器の超音波検査」というテーマで2時間の内容の濃い講演でした。

 

超音波検査(エコー検査)というと、ヒトでは妊婦さんがお腹の中の胎児の健康状態を見るために実施されるのが想像しやすいのではないでしょうか?

動物でも妊娠診断にエコー検査は有用ですし、古い昔のエコー機器では妊娠診断と子宮蓄膿症の診断が出来ればエコーは十分とされていた時代もあったようです。

しかし、近年機械の性能向上が著しく、様々なものがエコーで分かるようになりました。

消化管の病変も昔のエコーでは見えなかったものの1つです。

 

下の写真は当院のエコー検査で小腸の腫瘍を見つけ、その後1年間抗がん剤治療を行った症例のエコー写真です。

このようにエコーから診断につながる異常が見つかることも多いです。

また、エコー検査は痛みなく行うことが出来ますので、興味のある方はスタッフまでお声掛けください。

徳永

消化管mass