今年最後のセミナー参加報告になります。

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最後の報告の写真がビールとおつまみ??と言われそうですが、これにもちゃんとした理由があります。(理由は一番下に)

 

今回のセミナーは「食道の疾患」がテーマで、講師は中島亘先生でした。

動物で多い食道疾患というと「食道異物」や「巨大食道」「食道炎」「食道狭窄」などが挙げられます。

 

例えば食道狭窄は食道が細く狭くなってしまい、食べ物が通過するのが困難になってしまう病気です。

猫では食道を物が通過するのがゆっくりなので、錠剤タイプの薬を飲ませた後に食道に炎症が起き、その後狭窄することがあると言われています。

なので、ねこちゃんに病気の治療で錠剤をのませたあとは、水や食べ物をしっかり食べさせるか、注射器等を使って水を飲ませて錠剤が食道に長く残らないようにする必要があります。

ねこちゃんを飼っている方は薬を飲ませること自体も大変ですが、飲ませたあとも充分注意するようにしてください。

 

ヒトで食道の疾患というと多いのは「逆流性食道炎」であり、飲みすぎ食べ過ぎで忘年会シーズンのこの時期特に多いと思い、上の写真を載せました。みなさんも充分注意してください。

(写真は院長のある日の夕食を撮ってきてもらったものです。時々献立に困ったときに院長にレシピの相談をするのですが、いつもおしゃれなレシピを教えてもらうので、中々真似できません 苦笑)

徳永