7月に参加した2つのセミナーについて報告させて頂きます。
1つ目はJBVPセミナーです。
テーマは「代表的な不整脈の診断法と対処法」、講師は竹村直行先生でした。
前回学んだ心電図の基礎知識を生かして不整脈を診断していきます。
不整脈を診断した場合、次は治療すべきかを判断する必要があります。
意外に思う方もいるかもしれませんが、全ての不整脈が治療対象になるとは限らないのです。
そして治療するしないの判断は、心電図検査だけでは不十分なのです。
セミナーでは各不整脈の特徴と治療実施の判断基準、治療する場合の治療内容について、それぞれ分かりやすく解説して頂きました。
2つ目は東芝主催の心臓超音波実習セミナーです。
講師は北海道にある酪農学園大学の堀泰智先生でした。
今回のセミナーでは、まず座学があり、その後モデル犬を使った実習が行われます。
実習では3人程度のグループに分かれて交互にモデル犬も交代しながら行われます。
内容は基礎的なものでしたが、陥りやすい間違いとその原因、対処法についても、
実際に手を使いながら教えて頂けたことはとても良い技術向上につながったと思います。
専門書を読むだけではいまいち分かりにくいことも多く、実習は非常に勉強になります。
地方では実習形式のセミナーも少ないのですが、こういった会を定期的に開いてくださる東芝さんにも感謝です。